Artworks Kayoko Miyazawa

  • 精密さと芸術性の交錯する世界

     Precision and Artistry 私のコレクションは自然界の微細な美を、科学的精密さと芸術的創造力の双方から捉え直し、日常に新たな息吹をもたらすことを目指しています。ガラス作家としてのバックグラウンドがあり、立体的な視野と構図への強いこだわりを持つ私にとって、ボタニカルアートはただの植物の描写を超えた、深い芸術性を追求する舞台です。科学的な精確さを土台としながら、それぞれの作品に独自の解釈と芸術的表現を加えることで、見る人の心に深く響くアートを創出たいとの思いがあります。

  • 立体感と構図へのこだわり

    植物の細部に宿る生命の躍動を立体的に捉え、それを紙の上に再現すること。これは、ガラス作家としての経験が深く影響している部分です。光と影、色彩の微妙な変化、そして形状の複雑さを通じて、観る者が作品の中に入り込んだような感覚を味わえるような構図を心がけています。このアプローチにより、ボタニカルアートの伝統的なルールに、立体感と深みを加えられるのではないかと思っています。

    芸術性への深い探求

    ボタニカルアートにおける高度な精密さと精緻さは、私の作品の基盤を形成しますが、私が真に追求するのは、それに加えた高い芸術性です。自然の一部を切り取り、それを一枚の画に変える際に、私は植物それぞれの物語、美しさ、そして感情を伝えるために、繊細な感性と創造的な視点を駆使しています。私の作品が、自然への深い敬愛と、芸術を通じて伝えたいメッセージが融合した存在になれればと思います。

  • 日常に寄り添うアートとして

    私のボタニカルアートコレクションを手にすることで、生活空間はただの場所以上のものに変わるかもしれません。自然の美しさと、生活の中で見つける小さな喜びと心の安らぎの場となれればうれしいです。日常の中で自然と対話し、新たな発見と豊かな色彩で満たされた生活を楽しみませんか?

宮澤香代子 Kayoko Miyazawa

ガラス作家からキャリアをスタートし、2007年に渡英後にボタニカルアートの世界に転身。2011年にRHS(英王立園芸協会)からゴールドメダルを受賞し、2013年には米Hunt Instituteの第14回国際ボタニカルアート展の公式図録に収録されました。現在、創作活動をしながら、東京でボタニカルアート教室も開催しています。

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